2025.5.15

クムホタイヤ ECSTA(エクスタ) HS52 ファースト・インプレッション‼ 高次元のバランス性能を実現した実力派タイヤ

 近年、タイヤに求められる性能が変化してきている。これまでは燃費に特化したエコタイヤ、乗り心地を優先したコンフォートタイヤ、走りに特化したスポーツタイヤなど、求められる性能に応える形でそれぞれのカテゴリのタイヤが存在していたが、近年は燃費・乗り心地・走行性能など、ひとつのタイヤで多岐にわたる性能を求めるニーズが高まっている。そんな中、クムホタイヤの「ECSTA(エクスタ) HS52」は、幅広い車種に対応しながらも、高いグリップ性能とロングライフ性能を兼ね備えた“ハイバランスタイヤ”として注目されている。 今回は、実際にECSTA HS52を装着したミニバンで、その実力を試すべく試乗を行った。果たして、この最新タイヤはどのような走りを見せてくれるのだろうか。

クムホの最新タイヤECSTA(エクスタ)HS52

 静粛性・しっとり感が際立ち、ミニバン3列目でも快適

 試乗車にてまずは街中の一般道を走行し、乗り心地や静粛性をチェックすることにした。
走り出してすぐに感じたのは、「静かさ」と「しなやかさ」だ。路面の小さな凹凸をしっかりと吸収し、しっとりとした乗り心地に優れた印象で、特にアスファルトの継ぎ目や橋のジョイント部分を通過する際も、不快な突き上げ感が抑えられている。これは、新採用の「ニューハイグリップコンパウンド」と「3Dインターロッキングサイプ」による効果だと思われる。タイヤの接地面が最大化されることで、衝撃を分散し、安定した走行性能を実現しているようだ。

乗り心地と走行性能を両立した高バランスな仕上がりが特徴だった。

 

試乗車は重心の高いミニバンだったが、段差の乗り越えや高速道路でも安定して走行できた。

  また、静粛性の高さも特筆すべき点だ。ロードノイズが抑えられ、車内の快適性が向上していることが実感できた。これは、ピッチ配列の最適化によるものだろう。一般的にある程度の速度で走行した場合、風切り音やエンジン音よりもタイヤのノイズが目立つことが多いが、HS52はそれをうまくコントロールしている印象だ。3列目に座った時にも1列目のドライバーと問題無く会話ができたので、長距離ドライブの際のストレスが大幅に低減するだろう。

 高速道路では、サーッと滑走するようなスムーズな走行感が印象的。これは低転がり抵抗構造(LRR)を採用したことによるものだという。また、ランプなどのコーナリング時にはアシンメトリックトレッドデザインと3Dショルダーブロック、高剛性設計によりミニバンならではのふらつきを抑制しながら、しっかりとグリップしている感覚を得ることができた。
ショルダーのエッジ部は面取りされており、各ブロックの振動を抑制する狙いとのこと。

 今回新製品の説明を頂いたクムホタイヤジャパン株式会社のソン・クンビル氏

 バランスの取れた高性能タイヤ

 今回の試乗を通じて、クムホタイヤのECSTA HS52は、優れた総合性能を持つハイバランスタイヤであることが確認できた。

・静粛性と乗り心地が優れ快適なドライブを実現
・高速域でも優れたブレーキング性能
・ミニバンやSUVでも安定したコーナリング性能
・ 低転がり抵抗で燃費性能も向上

これらの特長により、ECSTA HS52は低燃費性が求められる軽自動車から、静粛性が求められるセダン、重心が高くいミニバンやSUVといった、幅広い車種に適したタイヤだと感じた。

 また、オートバックスは16サイズのECSTA HS52をオートバックス専売タイヤとして導入したとの事。間接コストを削減し魅力的な価格を実現したとの事で、我々ユーザーにとっては嬉しい事だ。

 ECSTA HS52は、「車を選ばない優れた総合性能を提供するハイバランスタイヤ」というキャッチフレーズの通り、街乗りからスポーティな走行まで幅広いシーンで安心して使えるタイヤだった。次回タイヤ交換を検討している方は、ぜひ候補に入れてみてはいかがだろうか。

 

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