ノーマルブレーキが持つ本来の性能を引き出してくれる
愛車の性能を良くしたい。でもチューニングパーツを装着するのはちょっと躊躇してしまう。ノーマル車の気になる部分のフィーリングをもう少し何とかしたい。そんな人たちに人気なのがSEVだ。クルマ本来が持つ性能を、ただ貼り付けるだけで引き出してくれる不思議アイテム。特許技術によって開発されているクルマ用のSEVは、初代が登場してから間もなく30年が経過。用途に合わせ数多くの魅力的な製品を展開している。
そのSEVに新製品が登場した。『SEVブレーキSC』だ。名前からも推測できると思うが、ブレーキシステムのために開発されたもの。なんと驚くことにブレーキ専用品としては、SEV 初アイテムだ。SCはセーフティコントロールの略。ブレーキシステムに装着することで、ブレーキのフィーリングに変化が体感できるというから興味津々だ。

他のSEV同様にただ貼り付けるだけでOK
装着方法は他のSEVアイテム同様にとても簡単。ブレーキのマスターシリンダーやマスターバック、リザーバータンクのいずれか装着しやすい部位にただ貼り付けるだけ。最近のクルマのエンジンルームは、狭くてブレーキシステムへのアクセスがとても悪いものが多い。ただし、マスターシリンダーやマスターバックの位置は確認しづらいかもしれないが、ブレーキフルードを注ぐリザーバータンクはどんなクルマでも必ずわかりやすい位置に存在するから、誰でも簡単に装着することができるハズだ。
基本的には1個の装着で大丈夫なのだが、体感度をより感じたいのであれば、2個装着するのがおススメだという。そこで今回は、1個装着と2個装着でどんな違いが出るのかをチェックしてみた。最新のSEVアイテムは、装着してすぐに効果を体感できるので、比較はとてもやりやすい。
テスト車は、2・5ℓV6ガソリンエンジン搭載のセダン。初年度登録から13年経過しているクルマで、整備は定期的に行っているものの、効かないわけではないがブレーキのフィーリングがちょっと頼りない感じで、強く踏み込まないとしっかりと止まらない点が気になっていた。このフィーリングが、ブレーキSCを装着することで改善されるのか、とても気になるところ。もちろんテスト車のブレーキは故障しているわけではない。故障しているブレーキにSEVを装着しても、直ることはないのでご注意を。


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同じブレーキとは思えないくらいスムーズに止まってびっくり!
まずは、1個でチェック。ブレーキのマスターシリンダーとマスターバックはかなり奥まったところにあり手が入りづらかったが、なんとかマスターシリンダー先端には手が届いたのでの、そこに貼り付けた。
エンジンをかけて、ゆっくりと走り出し軽くブレーキペダルに足を乗せてみると…。なんとスムーズに減速するではないか。そんなのあたりまえだろ、と思われるかもしれないが、装着前に同じような踏力でブレーキペダルを踏んでも、制動力はほぼ立ち上がらなかった。それが、スムーズに立ち上がりブレーキが効いている!と実感できるようになったのだ。
フィーリング的には、ガツンと効くというのではなく、踏力に合わせて制動力が自然に立ち上がるという感触。じつに気持ちよく安心感あるブレーキタッチ。
いままでは、減速するのにかなり強めの踏力を必要としていたのに、それほど強く踏み込まず、軽く足を乗せる程度でもしっかり減速するようになったおかげで、楽に、安心してブレーキを踏めるようになった。
1個の装着でも十分に体感できたが、2個装着ではどうなるのか興味津々だ。2個目はリザーバータンクのサイドに装着。たぶん、どんなクルマもここに装着するのが1番簡単だろう。1個目同様にエンジンをかけて同じルートを走り始め、ブレーキペダルに足を乗せると…。なんと1個装着時よりブレーキペダルを踏んだ際のしっかり感が明らかに違う。そう、安心感が倍増したイメージだ。1個装着時と同じ速度からの制動でも、軽いブレーキタッチでより自然にスムーズに止まってくれる感じ。4輪のブレーキがしっかりと働いてくれ、ノーズダイブすることなく4輪で沈み込んで止まるような感じなのだ。
ブレーキは走りの要であり、安心したブレーキングができることは、楽しく走れることはもちろん、安全運転につながることは間違いない。安心して毎日の運転を楽しむアイテムとして、SEVブレーキSCは軽自動車からスポーツカーまでどんなクルマにもおススメだ。


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