2024.10.1

ブラシで洗車をするとキズが付く⁉ ブラシ洗車のメリットとデメリット

愛車を洗車するとき、どの道具を使うかで仕上がりや車の状態が大きく変わります。特に「ブラシを使うと車が傷つかないか」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。結論から言うとブラシはソフトなスポンジやウォッシュミットに比べると塗装面への攻撃性が高く、傷がつきやすいのは事実です。しかし、洗車ブラシの正しい選び方と使い方を知っていれば、傷つけるリスクを減らしながら隅々まで効率的に洗車することが可能で、特にブラシの部分的な使用は洗車のクオリティを上げることができるでしょう。本記事では、ブラシを使った洗車方法や注意点、そしておすすめのブラシについて詳しく解説していきます。

目次

  1. ブラシを使った洗車のメリットとデメリット
  2. 洗車で傷をつけにくいブラシの選び方と特徴
  3. 洗車ブラシの種類別特徴
  4. ブラシを使った洗車の手順と傷をつけないための注意点
  5. まとめ:ブラシを使った洗車で愛車を美しく保つために

ブラシを使った洗車のメリットとデメリット

【ブラシを使った洗車のメリット】
ブラシは、車の隅々までしっかりと汚れを落とすために非常に便利なアイテムです。以下では、そのメリットについて詳しく見ていきます。

・隙間の汚れを落としやすい
ブラシは、スポンジやクロスでは届きにくい隙間や細部に入り込むことができるため、泥や砂、ほこりといった細かい汚れをしっかり取り除くことができます。例えば、ドアの縁やバンパー周り、エンブレム付近の隙間、意匠の細かいホイール部など、通常の洗車では見逃しがちな部分もきれいにできるのです。とくにホイールやタイヤなどのガンコな汚れの除去におすすめです。

・手が届きにくい高い部分も洗いやすい
ブラシを使えば、手が届きにくい高い部分の汚れを簡単に落とせます。例えば、ロングタイプのブラシを使えば、車のルーフ・ルーフラック・ルーフボックス・ルーフスポイラーなど、手が届きにくい場所でも手軽に洗えるでしょう。

【ブラシを使った洗車のデメリット】
しかし、ブラシを使った洗車にはデメリットもあります。特に広範囲をブラシで洗う場合、以下の点に注意が必要です。

・ボディなど広範囲の汚れを落とすのには向かない
ブラシは細かい部分の汚れを落とすのに適していますが、広い面積を洗うときには時間がかかることがあります。特に大きな車体全体をブラシだけで洗おうとすると、かえって作業効率が悪くなる可能性があります。効率的に洗車をするためには、スポンジやクロスと併用することをおすすめします。

・ブラシによってはボディに傷がつく事がある
洗車用ブラシと一口に言っても、様々な毛の硬さや形状のものがあります。その為、使用場所や用途に合わせて選ぶ事が重要です。誤ったブラシを選択してしまうとボディが傷だらけになる事も。次項を参考にブラシ選びをしてみましょう。

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洗車で傷をつけにくいブラシの選び方と特徴

【ブラシの選び方】
ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれ洗う箇所や用途に適したものを選ぶ必要があります。タイヤやホイール、ボディなど、洗いたい箇所によってブラシを使い分けることが大切です。ボディには柔らかいブラシを選び、タイヤには硬めのブラシが適しています。また、いくら柔らかいブラシを使用しても細かな洗車傷がついてしまうのは避けられません。特に濃色車は注意が必要と言えるでしょう。

洗車ブラシの種類別特徴

洗車に使用されるブラシには、素材や用途によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解して、目的に応じたブラシを選びましょう。

ブラシ種類

特徴

PPブラシ

石油化学製品であるポリプロピレン素材のブラシで、硬くてコシが強いのが特徴です。特にタイヤやホイールの洗浄に適しており、しっかりと汚れを落とすことができます。ボディに使用すると傷がついてしまうので注意が必要です。

馬毛ブラシ

馬の毛を使ったブラシで、毛先が細く柔らかいのが特徴です。ボディやホイールなど、幅広い部位に使用可能で、PPブラシに比べると車体を傷つけにくいのが特徴です。

シダブラシ

硬い植物繊維を使用したブラシで、特に泥がついたタイヤなどを力強く洗いたい場合に適しています。ボディに使用すると傷がついてしまうので注意が必要です。

ブラシを使った洗車の手順と傷をつけないための注意点

【ブラシを使った洗車の手順】
適切な洗車手順を守ることで、車体を極力傷つけずにきれいに洗うことができます。ここでは、初心者でも安心して実践できる洗車手順を紹介します。

Step1:タイヤを洗う
まずはタイヤから洗います。ボディを先に洗ってしまうと、最後にタイヤ・ホイールを洗った際に汚れが飛び散り、せっかくきれいにしたボディが再び汚れてしまうからです。タイヤやホイールには、硬めのPPブラシやシダブラシを使うと効果的に汚れが落とせます。

Step2:ボディを洗う
タイヤが終わったら、次にボディを洗います。まずは車全体にたっぷりと水をかけて、表面のホコリや泥を落としましょう。続いて、カーシャンプーを泡立てて洗浄します。ボディの大きな面は通常通りスポンジやウォッシュミットを用いて洗車する事をお勧めします。バンパーやモール、タイヤやホイールといった細かい部分は柔らかいブラシを使って泡で優しく洗います。ブラシは直線的に動かし、円を描かないようにすることで傷を防ぐことができます。

Step3:部位ごとにすすぐ
全体を洗い終わる前に、洗った部分から順にすすぐのがポイントです。一度に全体を洗ってからすすぐと、洗剤が乾いて汚れが再付着することがあるため、部分ごとにこまめにすすぐことで洗浄効果を高めます。特に濃色車ではウォータースポット等が目立ちやすいのでパネル毎に洗浄とすすぎを繰り返すと良いでしょう。

Step4:拭き上げる
最後に、吸水性の高いクロスなどを使って拭き上げます。洗車後にすぐ拭き取らないと、乾燥してシミが残ることがあるので、素早く作業することが大切です。上から下に向かってしっかりと水分を拭き取ります。

傷をつけないための注意点
ブラシで洗車する際には、いくつかの注意点を守ることで、車体に傷をつけるリスクを減らせます。

・十分な水をかける
洗車を始める前に、必ずたっぷりと水をかけて表面のホコリや砂を流しましょう。いきなりブラシを当てると、砂やホコリといった細かな粒子が車体を傷つける原因になります。

・柔らかいブラシを選ぶ
ボディを洗う際には、柔らかいブラシを選び、強くこすらないように注意します。特に濃色車の場合傷が目立ちやすいので可能な限り柔らかいブラシを用いることが重要です。

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まとめ:ブラシを使った洗車で愛車を美しく保つために

ブラシを使った洗車は、車の隅々まで効率的に汚れを除去できる便利な方法です。しかし、選び方や使い方を間違えると車体に傷をつけるリスクもあります。本記事で紹介したブラシの選び方や洗車手順を参考に、正しくブラシを使うことで、愛車を美しく保ちながら、細かい汚れも落とせる効果的な洗車を行いましょう。

 

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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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