こびりついた虫汚れや鳥フンは放置すると塗装面にダメージが!?
夏になると大量発生するのが小さい虫。夜の高速道路を走っていたら、フロントバンパーやナンバーに虫汚れがびっちり付着していた…という話もありがちだ。やっかいなのが、通常洗車ではなかなか落せないこと。だからといって放置するとシミになり、塗膜を浸食してしまう。鳥フンや樹液も同様だ。
虫の体内にはタンパク質や酵素などが含まれており、分解される過程で酸化して塗装面に固着する。また鳥フンも同様に強い酸を含んでいる。これらの有害物質が塗膜を浸食し、クリア層を陥没させるなど、取り返しの付かないダメージに繋がることも!?
有害物質の分解スピードは夏の紫外線の影響で早まる
しかも夏場は紫外線の影響で分解スピードが早い。放置するとあっという間に酸化して、塗膜を浸食する。いかに早く除去できるかスピード勝負ともいえる。とはいえ慌ててゴシゴシ擦ると、それこそ塗装を傷めるリスクになる。虫や鳥フンを落とす原則は水分によってふやかし、柔らかくなった時点で落とすこと。濡れたティッシュを貼り付けて数分置くなど虫汚れや鳥フンを効果的に取り除く方法はいろいろあるが、やはり専用ケミカルに頼るのが間違いない。

状況に応じて使い分けたい虫取りクリーナー
ウェットシートタイプを車内に常備しておけば旅先でもすぐに対応できるし、スプレータイプがあれば広範囲に渡って付着した虫汚れを効率よく除去することが可能。またウェットシートやスプレーでは拭き取るのが困難なほど虫や鳥フンが頑固にこびりついている場合は、除去力が強いスポンジタイプを使うのが効果的だ。
大切な愛車だからこそ、ボディの輝きは維持したい。時間に余裕ができたらキレイにしよう…なんていう油断は禁物。虫汚れや鳥のフンは放置せず、早め早めのお手入れが肝心と心得たい。



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