洗車後って拭き取らなくちゃダメ? 水滴を拭き取る必要性や拭き取らなかった場合のリスクを解説!手順やコツ、クロスを選ぶポイントとは
洗車後の水滴の拭き取りは面倒な作業ですよね。「洗車後の拭き取りってとっても面倒!本当に水滴を拭き取らないとダメなの?」と思った方も多いでしょう。特に強い日差しの夏場や、凍える冬場などに屋外で洗車をしている場合は少しでも手間を省きたいと思いますよね。また、手洗い洗車だけでなく、洗車機を通した後の水滴のふき取りを省いてしまいたいと思った方も多いはず。本記事では洗車後の水滴を拭き上げないといけない理由や、拭き上げなかった場合のリスク、またその手順やコツ、適したクロスを選ぶポイントなどを詳しく解説します。
目次
洗車後に拭き取りをしないとどうなる?
洗車後に拭き取りを行わないと、様々なトラブルが発生する可能性があります。ここでは、イオンデポジットやウォータースポット、砂やホコリの付着について詳しく説明します。
●イオンデポジットの発生
イオンデポジットとは、うろこ状にこびりついた水垢のことを指します。洗車後にボディに残った水分が乾き、水分に含まれていたミネラル成分が固着することで発生します。このデポジットは白いシミのように見え、一度付着すると取り除くのが非常に難しいものです。これにより、車の光沢が失われ、くすんで見える原因となります。
●ウォータースポットの発生
イオンデポジットがさらに悪化すると、ウォータースポットが発生します。これは塗装面に水模様のような凹凸が発生してしまう現象で、進行すると研磨作業が必要になることもあります。ウォータースポットができると、車の外観が大きく損なわれます。
●車体への砂やホコリの付着
洗車後に拭き取りをせずに車を放置すると、濡れた状態のまま砂やホコリが付着しやすくなります。さらに、その状態で走行すると、通常よりも汚れが付きやすくなります。また、汚れが付着した後に拭き取りを行うと、車体に傷が付くリスクもあります。
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洗車後の拭き取りに使うクロスを選ぶポイント
適切なクロスを選ぶことで、洗車後の拭き取りがスムーズになり、車のボディを傷から守ることができます。ここでは、洗車後の拭き上げに適したものと、そうでないもの、また使用する枚数や適したサイズについて解説します。
●洗車の拭き上げに向いているクロス
・マイクロファイバークロス
マイクロファイバータオルは、ナイロンとポリエステルで作られた合成繊維から成り、非常に吸収性が良く、速乾性も高いのが特徴です。繊維が細くて柔らかく、ボディに傷を付けにくい点もメリットです。
・人工セーム(PVAクロス)
人工セームは、吸収性に優れた特殊素材で作られたクロスです。PVAと呼ばれる薄いスポンジのような素材で、水分を効率良く吸収でき、ボディの水分を一気に拭き取るのに適しています。
●洗車後の拭き取りには向いていないクロス
一般的な綿(コットン)素材のタオルは繊維が太く、吸収性があまり良くありません。また、マイクロファイバークロスや人工セームに比べると、拭き上げの際にボディを傷つけやすい為、洗車後の水滴のふき取りには適していません。
●用意するクロスの枚数
ボディ用とホイールを拭き取る用でクロスを2枚用意するのが理想的です。兼用すると、ホイールを拭いたときに付着した汚れや砂がボディに傷を付ける恐れがあるため、色違いで用意すると間違えにくくなります。また、クロスのサイズによっては複数枚用意すると効率良くボディの水気を拭き取れます。
●タオルのサイズ
拭き上げ専用の大判のクロスがおすすめです。一気に水気を拭き取ることができるため、作業がスムーズに進みます。
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洗車後の水滴を上手に拭き取るコツ
拭き取りの手順やコツを知ることで、洗車後の仕上がりが格段に向上します。ここでは、効果的な拭き取り手順とコツを紹介します。
●拭き取りの手順はガラスから
最初にガラス面から拭き上げるのがポイントです。ガラス面は特にイオンデポジットやウォータースポットが発生しやすい為、速やかに水滴を拭き取りましょう。
●同じ方向に拭き取る
ランダムな方向に拭くと水分が移動して筋ができたり、拭きムラが残ったりする場合があります。
●ルーフやボンネットフードは広げたタオルを被せて拭く
広げたタオルを被せ、手前に引くと効率良く水分を拭き取れます。脚立がなくても拭きやすく、広い面積を一度に拭けるため便利です。
洗車後に車体を拭き上げる際の注意点
洗車後の拭き取りで重要なのは、車体を傷つけず、ムラなくきれいに仕上げることです。ここでは、注意すべきポイントを紹介します。
●優しく拭く
強い圧を加えると車体に傷が付く恐れがあります。ゴシゴシとこすらずに、優しくなでるように拭きましょう。
●清潔なタオルを使用する
タオルに付着した汚れが原因で車体に傷が付く可能性もあります。一度地面へ落としたタオル、古くなり繊維が固くなったタオルは使用を避けたほうが良いでしょう。
●拭き残しがないかドアを開閉してチェックする
洗車後の拭き取りで見逃しやすい部分は、ドアノブ、ミラー周り、ドアステップ、ボンネットやトランクを開けたときの縁などです。拭き上げたつもりでも、開閉したら水が滴る場合もありますので、最後にドアを開閉してチェックすることをおすすめします。
まとめ
洗車後の拭き取りは、車を美しく保つための重要な工程です。イオンデポジットやウォータースポットを防ぎ、砂やホコリの付着を避けるためにも、適切なタオルを選び、正しい手順で丁寧に拭き取りを行いましょう。
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