2024.6.7

洗車後ワックスがけをしたほうが良い理由は?|使う道具とかけ方

 愛車はいつもピカピカに保ちたいもの。皆さんは洗車後、ワックスがけはしていますか?洗車後にワックスがけを行うことで、車の外観を美しく保ち、塗装面を保護する効果があります。今回はワックスがけをする理由や、その手順について詳しくご紹介します。

目次

  1. 洗車後のワックスがけの効果
  2. ワックスの種類と選び方
  3. 洗車後のワックスのかけ方
  4. ワックスがけの注意点
  5. まとめ

洗車後のワックスがけの効果

 洗車後にワックスがけを行うことで得られる効果はボディの艶出しはもちろん、塗装面の保護や撥水などさまざまです。ワックスは愛車を長く美しく保つのに役立ちます。

●車体の艶を出す
 ワックスがけを行うと、車の塗装面に艶や光沢が生まれます。これは、ワックスが塗装面の細かい傷に入り込み、凹凸をなめらかにするためです。特に固形ワックスや半練りタイプのワックスは、艶出し効果が高く、洗車後の車体に美しい光沢をもたらします。古くなった塗装でも、ワックスがけをすることで艶が復活し、新車のような輝きを取り戻すことができます。

●塗装面を保護する
 ワックスが塗装面を覆うことで、紫外線や汚れ、酸性雨などの外的要因から塗装を保護します。これにより、塗装面の劣化を防ぎ、車の美しい外観を長期間維持することができます。特に紫外線は塗装にとって大敵で、色あせや劣化を引き起こす原因となりますので、定期的なワックスがけで保護をすると良いでしょう。

●洗車後のきれいな状態を保つ
 ワックスがけにより、塗装面に撥水性が加わり、水垢や汚れが付きにくくなります。雨や洗車後に水がボディからすぐに流れ落ちるため、水滴が残りにくく、水垢の原因を防ぐことができます。また、撥水効果により、汚れも付きにくくなるため、洗車の頻度を減らすことができ、日常的なメンテナンスが楽になります。

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ワックスの種類と選び方

 ワックスにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴とメリットがあります。自分の車に合ったワックスを選ぶことが大切です。

●ワックスの種類

種類特徴
固形タイプ艶や光沢を出す効果が最も高いが、塗布や拭き取りには手間がかかる。
半練りタイプ

汚れ落とし性能が高く、経年車に最適。


液体・スプレータイプ塗布しやすく、手軽にワックスがけができるが、艶や撥水性能などは固形タイプに劣る。


 固形ワックスは、最も艶出し効果が高く、持続性も優れていますが、塗布や拭き取りに時間と手間がかかります。半練りタイプは、艶出しと汚れ落としの両方の効果があり、比較的使いやすいのが特徴です。液体・スプレータイプは、手軽に使えるため初心者にもおすすめですが、持続性や艶出し効果は他のタイプに比べると劣ります。

●ワックスの選び方
ワックスを選ぶ際には、使用目的やボディカラーに合ったものを選ぶことが重要です。

・種類で選ぶ
 まず、ワックスを選ぶ際には、使用目的に応じた種類を選びましょう。例えば、艶出しを重視するなら固形ワックス、汚れ落としと艶出しの両方を求めるなら半練りタイプ、手軽さを求めるなら液体タイプやスプレータイプがおすすめです。

・ボディカラーで選ぶ
 ワックスには、車のボディカラーに応じた種類があります。自分の車のカラーに合ったワックスを選ぶことで、より効果的な仕上がりが期待できます。全色対応のワックスもありますので、色指定がない場合にはそちらを選ぶのも良いでしょう。

洗車後のワックスのかけ方

 正しい手順でワックスがけを行うことで、効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、ワックスがけに必要な道具と一般的な手順をご紹介します。※製品ごとに施工手順が異なることがあるので、製品記載の取り扱い説明をよく読んでから作業を開始してください。

●ワックスがけに使用する主な道具

道具説明
ワックス

車や目的に合ったワックスを用意する

スポンジ

ワックスの塗布に使う。(製品に付属している事が多い)

クロス
ワックスの拭き取りに使う。

 ワックスがけには、専用のスポンジとクロスが必要です。スポンジはワックスの塗布に使用し、クロスはワックスの拭き取りに使用します。マイクロファイバークロスは、繊維が細かいため、ワックスを均一に拭き取ることができ、おすすめです。

●ワックスのかけ方

・固形・半練り・ワックス

1.    スポンジにワックスを付ける
  ・ ワックスは少量ずつスポンジに取ります。

2.    ワックスを塗り込む
  ・車体全体に一度に塗らず、パーツごとに分けて塗ります。
  ・スポンジで円を描くように塗らず、縦横に動かして塗り込みます。

3.    ワックスを拭き取る
  ・塗布後、乾燥する前にクロスで拭き取り、均一に広げます。

・液体ワックス

1.    クロスにワックスを付ける
  ・ ワックスは少量ずつクロスに取ります。

2.    ワックスを塗り込む
  ・車体全体に一度に塗らず、パーツごとに分けて塗ります。
  ・スポンジで円を描くように塗らず、縦横に動かして塗り込みます。

3.    ワックスを拭き取る
  ・塗布後、乾燥する前にクロスのきれいな面で拭き取り、均一に広げます。

・スプレータイプ

1.    スプレーする
  ・車体に直接スプレーし、全体に薄く塗布します。

2.    クロスで拭き取る
  ・すぐにクロスで拭き取り、均一に広げます。

商品によってワックスのかけ方が異なる場合がありますので、各商品の説明書きをよく読み、その指示に従って作業を行ってください。

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ワックスがけの注意点

 ワックスがけを行う際には、いくつかの注意点を守ることで、効果を最大限に引き出し、ムラのない美しい仕上がりを実現できます。

●気温が高い日の作業は避ける
 気温が高い日や直射日光の下でワックスがけを行うと、ワックスがすぐに固まり、ムラになりやすくなります。作業は曇りの日か、朝夕の気温が低い時間帯に行うと良いでしょう。

●一定の方向に塗る
 ワックスを円を描くように塗ると、ムラになりやすくなります。縦・横に重ねて塗ることで、均一な仕上がりが得られます。

●カーコーティングした車には専用の製品を使用する
 カーコーティングを施した車には、コーティング対応のワックスや仕上げ剤を使用しましょう。

まとめ

 洗車後にワックスがけを行うことで、車の美しさを保ち、塗装面を長持ちさせることができます。ワックスの種類や選び方、正しいかけ方を理解し、注意点を守ることで誰でも簡単にプロ並みの仕上がりを実現できます。定期的なワックスがけで、愛車をいつまでも美しく保ちましょう。


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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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