2024.2.2

オートソック(AutoSock)とは?特徴・サイズ・評判・耐久性などを解説

布製タイヤチェーンで知名度の高いオートソック(AutoSock)は、手頃な価格と着脱の手軽さで高い人気を誇ります。雪が降る地域に旅行に行くときや、冬に入ってから慌てないためにオートソックを積んでおくと安心です。
今回の記事では、オートソックの特徴・メリット・デメリット・耐久性をまとめました。さらに、オートソックの口コミ・評判について徹底調査して紹介します。
この記事を参考にすれば、どういった人がオートソックを利用するのに向いているかがわかります。省スペースで場所をとらないオートソックを積んでおき、急な降雪に備えましょう。


目次

  1. 布製タイヤチェーン「オートソック」とは?
  2. 対応車種
  3. タイヤサイズ適合表
  4. 価格帯
  5. レビューからわかったオートソックのメリット・デメリット
  6. オートソックの口コミ・評判からわかる評価と効果
  7. オートソックの取り付け方
  8. オートソックの耐久性・寿命・走行距離
  9. オートソックに関するよくある質問
  10. 手頃な価格のオートソックで雪国を楽しもう!


布製タイヤチェーン「オートソック(AutoSock)」とは?

オートソック(AutoSock)は、北欧ノルウェーで独自開発された布製タイヤチェーンです。
現在は世界60か国以上で販売されており、大手自動車メーカーの純正用品にも採用されています。オートソックがさまざまな国で人気の高い理由は、以下のとおりです。

  • 雪・氷上におけるグリップ力の高さ
  • アルミホイールを傷つけない
  • 女性・高齢者でも数分で取り付けられる簡単さ
  • 日本国内の主要タイヤサイズに対応
  • コンパクトなスペースに積んでおける

オートソックは急に雪が降ってきたときでも、車に積んでおけば簡単に装着できる手軽さがメリットです。くわえて、スタッドレスタイヤよりはるかに手頃な価格もオートソックが人気の理由です。


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対応車種

オートソックの対応車種を大別すると、以下のとおりです。

  • 軽自動車
  • 普通車
  • 小型トラック・SUV
  • 大型トラック
  • フォークリフト

現在、日本で販売されているほぼすべての軽自動車・普通車にオートソックは対応しています。
タイヤサイズを探す場合は、オートソック公式サイトの「サイズ適合表」で検索しましょう。


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タイヤサイズ適合表

オートソックのタイヤサイズ適合表は検索形式になっており、表ではまとめられていません。
しかし、PDFとしてCalifornia Custom of Japan公式サイトから確認が可能です。
ただし、情報が古い可能性がありますので、取り付ける車種がわかる場合は公式サイトの「サイズ適合表」から検索してください。


価格帯

オートソックの価格帯は、以下の表のとおりです。

商品名

価格(価格.com調べ)

ASKY09

7,479円

ASK600

8,937円

ASK654

9,771円

ASK695

9,603円

HP697

10,340円

 

なお、オートソックの1パッケージにはタイヤ2本分が1セットで入っています。

一方、スタッドレスタイヤは2輪駆動でも4本必要なため、購入費・交換費用あわせて約25,000円~30,000円かかります。
スタッドレスタイヤと比較すると、布製タイヤチェーンのオートソックは非常に手頃な価格です。


レビューからわかったオートソック(AutoSock)のメリット・デメリット

レビューや口コミからわかった、オートソック(AutoSock)のメリット・デメリットを解説します。

  • メリット1.簡単に装着・脱着が可能
  • メリット2.かさばらず収納できる
  • メリット3.スタッドレスタイヤよりリーズナブル
  • デメリット1.日常使いには向いていない
  • デメリット2.乾燥した路面・長時間駐車に注意が必要

あらかじめメリット・デメリットを押さえておき、使用用途にあうかどうかを見極めましょう。

メリット1.簡単に装着・脱着が可能

布製タイヤチェーンであるオートソックは、金属製・ゴム製のタイヤチェーンに比べると着脱がたいへん簡単です。
重量も圧倒的に軽く、製品によって異なりますが400g~500g程度しかありません。そのため、力に自信のない女性・高齢者でも簡単に取り扱えるのが大きなメリットです。
また、自分で脱着可能なためスタッドレスタイヤのように交換費用もかかりません。
冬に入り雪が降ってきた緊急時にさっと装着するなら、オートソックは最適な製品です。

メリット2.かさばらず収納できる

オートソックはトランクに積んでおいても、あまり場所をとらないのもメリットのひとつです。
車種によってはシートの下やサブトランクにも収納できるため、デッドスペースを活用して積んでおけます。また、軽自動車などの小さな車でもかさばらず車内の快適性を損ないません。
冬になる前に車へ常備しておけば、急に雪が降ってきても困らずにすみます。突然の雪でトラブルが起きる前に、オートソックを積んでおけば安全・安心です。

メリット3.スタッドレスタイヤよりリーズナブル

オートソックはおおよそ10,000円前後で購入できるため、スタッドレスタイヤよりはるかにリーズナブルです。
スタッドレスタイヤは4本購入する必要があり、交換費用もかかるためトータルで25,000円~30,000円ほどが相場です。
耐久性はスタッドレスタイヤにおよびませんが、日常使いでなければオートソック十分な性能を持ちます。
雪の降る地域に旅行するなら、オートソックを事前に購入しておくのがおすすめです。

デメリット1.日常使いには向いていない

オートソックは旅行など時期を限定しての利用にはおすすめですが、日常使いには向いていません。
ただし、このデメリットはほかのタイヤチェーンでも同様です。タイヤチェーンは雪道以外では、基本的に取り外して走行しないと破損の恐れがあるからです。
雪が頻繁に降る地域で車を利用するなら、スタッドレスタイヤがもっとも適しています。ただし、スタッドレスタイヤへ交換する前に雪が降る可能性もあるため、トランクにオートソックを積んでおくのを検討しましょう。

デメリット2.乾燥した路面・長時間駐車に注意が必要

オートソックを装着したまま、乾燥した路面を走行するのはおすすめできません。タイヤチェーンをつけたまま乾燥した路面を走行すると、ダメージを受けて破損の恐れがあります。
また、タイヤチェーン装着中は50km/hなど上限速度内での走行が求められるため、乾燥した路面では取り外すのが鉄則です。
ほかにも、高速道路のサービスエリアで休憩する場合、オートソックが凍らないように取り外す必要があります。ただ、オートソックはほかのタイヤチェーンより取り外しが簡単な点なため、着脱にそれほど時間はかかりません。


オートソック(AutoSock)の口コミ・評判からわかる評価と効果

オートソックの口コミ・評判を5つ紹介します。

未使用ですが、万が一の時のために購入して車載しています。
金属チェーンと比べて軽量、樹脂製チェーンと比べてコンパクトで邪魔にならなくて安心できます。

引用:Amazonの口コミより

(前略) 

脱着はホントに簡単で初めてでも5分もあれば完了します。
取り外し時は布チェーンが濡れて汚れているのと結構力が入るので軍手の使用がおすすめです。
使用中はスリップするようなことはなくグリップ感もあり安心して運転できました。
金属チェーンと違って乗り心地も悪くなりません。 

(中略) 

まだ一度の使用なので耐久性は評価できませんが乾燥路面だと消耗が早そうですので、路面状況に応じてこまめに脱着するのがよいのかと思います。
脱着が楽ですので。
今回の使用でも2回脱着しましたが全く苦になりませんでした。
使用後は簡単に洗濯、乾燥させて元の場所に収納。
軽くて折り畳みできて場所を取らないのもいいですね。

引用:Amazonの口コミより

(前略)

未開封で使ったこともありませんし、手袋もアームカバーもありませんでしたが、女性でも簡単に装着できました。
車を少し動かす時間を入れて4~5分ぐらいでしょうか。
ワイヤーチェーンをつける練習をした経験やゴムチェーンの装着を手伝っているので要領がわかっていたせいかもしれませんが、一度練習しておけば女性でも問題ないと思います。
手袋なしでもなんとかなりました。
服もほとんど汚れませんでした。

(中略) 

1.5kmの坂に20台以上はスタックしていて、その後通行止めになったので、持っててよかった1品でした。

引用:Amazonの口コミより

この値段でこのクオリティなら、年に2、3回大雪が降る可能性大な地域は、即買いありです。
おかげで出社しないとならない状況で、役に立ちました。
雪国ではないけど、日本海側なので、降ったら5cmは積もる!
でも年に数回なら、スタッドレスタイヤはあまりに高額。
このチョイスはありでした。 

引用:Amazonの口コミより

装着が簡単な事、布製であるにも関わらずグリップ力が充分にある事。
デメリットとしては耐久性。
それでも40km以下で走行すれば1シーズンは持つので雪があまり降らない地域ではこれで充分。

引用:Amazonの口コミより


オートソック(AutoSock)の取り付け方

オートソック(AutoSock)の布製タイヤチェーンは、以下の手順で取り付けてください。

  1. タイヤの上半分にオートソックをかぶせ、できるだけ引き下げる
  2. タイヤが半回転するまで車を少しだけ進める
  3. タイヤの残りの部分にオートソックをかぶせる

レビューによれば、はじめてオートソックを使った人でも4分~5分で作業が完了したとのことです。
また、女性や高齢者でも簡単に取り付けられる点もオートソックの魅力です。


オートソック(AutoSock)の耐久性・寿命・走行距離

オートソックを第三者機関がテストしたところ、乾燥した路面での走行距離は120kmでした。一方、雪道では数百kmの走行にも耐えたという結果が出ています。
オートソックは欧州標準化委員会の規格EN16662-1にも準拠し、金属製タイヤチェーンと比較しても見劣りしません。EN16662-1とは、欧州標準化委員会が2020年に制定した冬季滑り止め装置規格です。
オートソックの寿命を最大化するためには、乾燥路面で取り外すのが大切です。

なお、オートソックは2層ファブリックデザインを採用しており、外側が白で内側が黒の配色になっています。外側の白い布が破れ、黒いところが見えてきたら寿命を知らせる合図です。
口コミ・評判によれば、普段使いしないならワンシーズンは持つとのことでした。急な降雪に備えたり、旅行で雪が降る地域にいったりするならオートソックを準備しておくのがおすすめです。


オートソック(AutoSock)に関するよくある質問

オートソックに関するよくある質問を解説します。

  • オートソック(AutoSock)は何回使える?
  • オートソック(AutoSock)はチェーン規制時にも走行可能?
  • オートソック(AutoSock)は高速道路で使える?最高速度は?
  • オートソック(AutoSock)使用後の洗い方を教えてほしい

あらかじめ疑問を解消しておき、トラブルを避けて上手にオートソックを使いこなしましょう。

オートソック(AutoSock)は何回使える?

オートソックは内側の黒い布が見えない限り、何度でも問題なく使えます。使用前に内側の黒い布が見えていないか確認し、乾燥路面では取り外して走行すればより寿命が長くなります。

オートソック(AutoSock)はチェーン規制時にも走行可能?

チェーン規制が施行されている場合でも、オートソックを装着して走行できます。チェーン規制時に利用できるタイヤチェーンの種類は、国土交通省が公表しています。
オートソックは日米欧で自動車・トラック用のスノーチェーンの代替品として法的に認められている製品です。

参考:国土交通省「道路:雪防災 チェーン規制Q&A

オートソック(AutoSock)は高速道路で使える?最高速度は?

乗用車の場合、オートソックの上限速度は50km/hとなっています。くわえて、オートソックは高速道路での使用も可能です。
50km/h以上の速度を出すと、雪道でグリップを保てずスリップする危険性が高くなるため注意しましょう。

オートソック(AutoSock)使用後の洗い方を教えてほしい

オートソックは特別なメンテナンスは不要ですが、使用後は洗濯・乾燥させるのがおすすめです。
40度のお湯で洗濯し、凍らないよう十分に乾かしてから収納してください。


手頃な価格のオートソック(AutoSock)で雪国を楽しもう!

オートソックはノルウェーで開発された布製タイヤチェーンで、世界60か国で販売されて多くのドライバーから支持されています。
軽自動車から大型トラックにまで対応しており、10,000円前後という手頃な価格で購入できます。着脱にかかる時間は女性・高齢者でも数分ほどで、かさばらず車内に収納できるのが大きなメリットです。
急に雪が降ってきた場合の備えとして、車内に1セット積んでおけば安心です。雪が降る地域に旅行に行く場合や、冬に入って慌てないようオートソックを車へ積んでおきましょう。

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この記事を書いた人 AutoSock JAPAN

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