ほうっておくとウインドウコンディションは悪化する
ウインドウ撥水コーティングの被膜は、しだいに劣化してくる(はがれてくる)。では、撥水コーティングを施していないウインドウはどうかというと、これもしだいに油膜が付着したり、水滴のあとがウロコ状に残ってしまうこともある。これらは特に雨の日の視界を悪化させる原因になる。
では、ウインドウ撥水コーティングをしているひとは、日頃どんなメンテナンスをしているだろうか。重ね塗りをするという手もあるが、ワイパーで撥水被膜がすれたあとや油膜などはコンパウンドでないと除去できないし、やはり古い撥水コーティングはいちど除去してから塗布しなおしたほうが効果の持続性は上がるので、定期的にコーティングをリフレッシュしたほうがよさそうだ。
また撥水コーティングをしていない車両の場合も、油膜やウロコを、定期的に除去してガラス本来の透明度を取り戻しておきたい。
ここでは、そんなウインドウ用のケミカル3種を紹介しよう。

劣化したコーティング被膜も視界悪化の原因
まずは、クリンビュー「コンパウンド スピーディー」。ケミカルによる油膜洗浄除去作用と、ナノセラミックス、サブミクロンセラミックスコンパウンドによる研磨作用を複合させたアイテムだ。ウインドウを水洗いし、水分を拭き取ったあと、液を適量出しながらフエルト面で縦横に擦ってガラスを磨く。そうすると古い撥水コーティング剤や油膜が取り除かれ、ガラス表面は本来の親水性を取り戻す。
撥水コーティングを行わないユーザーならガラス面が水を弾かなくなったらそれでOK。ワイパーの効果が最大限に発揮されて雨の日の視界もクリアになる。

高耐久タイプと簡単施工タイプの撥水コーティング2種
あらためて撥水コーティングを施す場合もいちど古いコーティングや油膜を落としてからがいい。均一にしっかり定着するので持続性もよくなるからだ。クリンビュー「ストロングガード」はフッ素系で12ヵ月の耐久性を誇る。簡単施工ながら油膜や頑固な汚れの固着も防いでくれる。繰り返し塗り込むことでフッ素樹脂の定着密度が上がり、被膜が強固になるという特性も持っている。
より手間をかけずに撥水効果を得たいなら、撥水タイプのウインドウウォッシャー液を使うという手がある。クリンビュー「撥水ウォッシャーα」は、ウインドウの洗浄だけでなく、解氷、霜取り、撥水コーティングもできるウォッシャー液だ。ウォッシャー液を噴射してワイパーを動かすだけで撥水コーティングができる。撥水被膜の維持に使ってもいいかもしれない。
なお、ウォッシャー液は、通常タイプ、油膜除去タイプ、撥水タイプなどがあるが、混ざると固形物が発生して詰まってしまうことがあるので、別のタイプのウォッシャー液はすっかり使い切ってから新しいものを入れるようにしたい。
ウインドウの透明度が上がると、気分がいいだけでなく安全にもつながる。定期的に汚れや古いコーティングを落としてリフレッシュさせたい。




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