20年以上愛され続けているSEVヘッドバランサーの最新モデル登場！
クルマの性能向上は著しいものがあるけれど、いまでもパワーユニットの内部ロスは少し前のクルマと変わっていない。そして、これらのロスを少しでも低減させることができれば、クルマは本来持っているポテンシャルを発揮することができるのだ。SEVは、そんなクルマ各部のロスを低減させることができる人気のアイテム。SEVの新製品『SEVヘッドバランサーPU』は、20年以上の歴史を持つSEV人気の『ヘッドバランサー』の５代目モデルだ。
SEVの新製品『ヘッドバランサーPU（価格：3万3000円／税込）』のサイズは、W60mm×D20mm×H13.5mm、重量28gと取り付けやすいサイズ。基本はエンジンヘッドやモーターに1個装着だが、V型や水平対向エンジンは各バンクに1個ずつの2個装着。エンジンヘッドにただ装着するだけで内部可動部分のロスを低減させる
ヘッドバランサーは、エンジンヘッドに装着することで内部可動部分のロスを低減させるというアイテムだ。装着方法はじつに簡単。エンジンヘッドやモーターといったパワーユニット本体に装着するだけだ。最近のクルマのエンジンは、補器類やカバーに覆われているために、エンジンヘッドに直接装着が難しいことも多いのだが、そんな場合はエンジンヘッドカバーへの装着でＯＫだ。ちなみに直列エンジンの場合は1個装着でいいのだが、Ⅴ型や水平対向エンジンの場合は各バンクに1個ずつ、計２個の装着が基本となる。
装着してすぐにザラついたエンジンが滑らかに回るようになった。さらに、フロントサスまわりの剛性感が上がった感じでフラット感や操安性アップを体感したのだ。これは気持ちいい。装着してすぐにエンジンが元気に気持ちよく回るように感じる
早速装着テストをしてみた。テスト車は12年落ち、走行７万kmの2.5ℓセダン。V6エンジンの性能はそれほど低下している感じではないのだが、回転時に少しガサツな感触だ。また、エンジン音も少し大きいような感じ。これがどうなるか興味津々だ。このクルマはエンジヘッドンカバーが装着されており、また吸気系が邪魔をして直接エンジンヘッドへの直接装着は難しい。そこで、エンジンヘッドカバーの各バンクのちょうど上あたりに1個ずつ、計２個を装着。装着後、走り出してすぐにエンジンが静かに滑らかに回るようになったことに気づいた。スロコンをノーマルからパワーモードに切り替えたような感触だ。さらに、フロントサスの剛性が上がったかのような安定感も体感。
次に、おススメという各バンクに２個付けの計４個装着でチェックしてみた。するとどうだろう。スムーズさはさらにアップし、まるでスポーツエンジンにでもなったかのようなフィーリングになった。とくに高回転域の気持ちよさは抜群。とくに高速道路での走行でその違いを体感できた。とにかく楽に走れるようになったのだ。
ちょっと古いクルマでもここまで体感できるのであれば、最新の高性能なクルマであれば、より違いを味わえるはず。まずは１個装着で体感を楽しみ、さらなる性能を追求するのであれば追加装着するというのも先の楽しみになるだろう。
おススメの各バンク2個付けも試してみた。すると少し排気量が上がったような頼もしい加速感。とくに高速道路で余裕の走行ができるようになった。これは試す価値ありだ。
