2024.3.19

動画系コンテンツはどう楽しむ!?「HDMI変換ケーブル」が力を発揮するケースとは!?【CarGood QUEST】純正AVを使った車内動画再生例

車載機器のHDMI端子には、タイプ違いが存在している!?

 動画系コンテンツを楽しむ方法の最右翼は、ズバリHDMI入力端子の活用だ。愛車のメインユニットにこれが備わっていれば、スマホのミラーリングを行える。

 ただし、ひと筋縄ではいかないこともある。実はHDMI入力端子にはタイプ違いが存在するのだ。オーソドックスなのはタイプAだが、ここにきてタイプEが採用されるケースが増えつつある。特に、純正ナビにその傾向が強い。

 これが採用されることが増えてきた理由はシンプルだ。タイプEは車載機用の規格だからだ。タイプEは振動に強い。カチッとハマるような仕組みが設けられている。なので、常に振動している車内で安心して使える。

 しかし、ミラーリングを行うためのケーブルはタイプAがスタンダードだ。そうであると、タイプEの端子には挿せない。


R-SPEC DataSystem『HDMI変換ケーブル(価格:3300円/税込)』は、純正ナビでの採用が広がりつつあるHDMIタイプE端子を装備。スマホのミラーリングを行おうとする際には当品が頼りになる。HDMIタイプA端子(オス)をHDMIタイプE端子(オス)へと変換できるからだ。中継コネクターも付属する。


「タイプE端子」を「タイプA」に変換可能なアイテムに注目

 でも、ここで紹介しているデータシステムのHDMI変換ケーブル AV003』を使えば、その問題を解消できる。ちなみにトヨタ車ではプリウスが、さらにはクラウンでも純正ナビでタイプE端子が採用されている。

 ところで、純正ナビに映像系コンテンツを映し出すには、テレビキットが併せて必要となる。車載ナビは純正・市販を問わず、走行中には映像を映し出せないようになっているからだ。

 しかしテレビキットを使えば走行中でも車載ナビの画面に映像を映し出せるようになる。データシステムでは、テレビキットも豊富に用意しており、車種対応がきめ細やかだ。なのでプリウスやクラウンで純正ナビのHDMI入力端子がタイプEの場合には、併せてテレビキットもデータシステムの適合品を選ぼう。そうすれば純正の機能をスポイルすることなく映像系コンテンツの再生環境を整えられる。


左がHDMIタイプA端子(メス)右がHDMIタイプE端子(オス)だ。タイプE端子にはカチっとハマる機構が搭載されている。ゆえに振動に強く、車載機器への採用が徐々に広がりつつある。


トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車では、他の方法が選択可能!?

 ところで、トヨタ車では純正ディスプレイオーディオが採用されている車種も多い。例えばプリウスでもそうだ。

 ちなみにプリウスの場合、メインユニットに純正ナビを選んだ場合にはタイプEではあるのもののHDMI端子が備わっている。なので『HDMI変換ケーブル』を使うことでスマホのミラーリングを行える。しかし純正ディスプレイオーディオ装着車では、HDMI端子はおろか外部映像入力端子も備わっていない。さて、そのようなケースではどうすれば良いのかというと…。

 トヨタ車純正ディスプレイオーディオでも、オプションでCD/DVDプレーヤーや地デジチューナーを追加可能だ。つまり、外部機器の映像信号を入力するための回路は存在している。データシステムでは、それを活用する外部映像入力端子の増設キットを開発している。なので当品を使えば、トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車でも外部機器の映像信号を入力できるようになる。

 さらには『HDMI変換アダプター』も用意している。それを活用すると、スマホから出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換でき、増設した外部映像入力端子にスマホを繋げるようになる。

 トヨタ車純正ディスプレイオーディオの搭載車では、この作戦も実行可能だ。覚えておこう。


ミラーリングを行う際には、iPhoneの場合にはApple純正のLightning-Digital AVアダプタが別途必要となる。またAndroid端末では、DisplayPort Alternate Modeを搭載する機種でないと出力できないので注意が必要だ。

 


この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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