2023.9.17

AC100Vが移動先でもすぐに使えるDC/ACインバーター＆ポータブル電源導入のススメ【2023年上半期・カーグッズTRENDキーワード】電力供給

DC/ACインバーターとポータブル電源、どちらを選ぶ？

　現代人にとって電気は、水や食料と同様、生きていくために絶対に必要なライフラインのひとつ。クルマの場合、車載バッテリーのDC12V電源なら簡単に引き出すことができるが、ノートパソコンを充電したり家電製品を使いたいなど、家庭用AC100V電源が取り出せればもっと便利になるはず。そこで活躍するのが車載バッテリーからAC100Vを引き出すことができる“DC/ACインバーター”と、単体でAC100V電源が使用できる“ポータブル電源”である。DC/ACインバーターは車載バッテリーを使用するため、長時間の運用が可能だがクルマから離れての使用はできない。一方ポータブル電源は気軽に車外から持ち出して使用できるが、長時間の運用には向かないなど、それぞれ一長一短がある。できれば両方所有して、シチュエーションによって使い分けるのが理想的だろう。

安全・確実に車載バッテリーに接続できる大容量DC/ACインバーター＆電源接続コード

　BALの『DC/ACインバーター』シリーズは、使用目的に合わせて大小様々な容量のインバーターをラインアップしているが、最新モデルの『DC/AC正弦波インバーター1500』は定格出力1500Wの大容量。電源は車載バッテリーから付属ケーブルで直接接続する仕様だが、装着にはスパナやソケットレンチなどが必要。そこで同時購入をお勧めしたいのが『ワンタッチ電源接続コード』だ。あらかじめ車載バッテリーに専用端子を装着しておけば、取り付け・取り外しがワンタッチで行えるのだ。

BAL『DC/AC正弦波インバーター 1500 No.2815（実勢価格：4万4800円／税込）』は、定格出力1500Wで家庭用と同様の正弦波出力を実現。オイルヒーターや電気ポット、IH調理器なども使用でき、アウトドアレジャーから車内泊、災害時まで役に立つ。

BAL『ワンタッチ電源接続コード　No.T1520（実勢価格：2万9800円／税込）』による専用端子をバッテリーに取り付けることで、大容量DC/ACインバーターのワンタッチ接続を実現。工具なしでの取り付け・取り外しが簡単に行える。

気軽に移動できるポータブル電源に容量を拡張できるモデルも登場

　もっと手軽にAC100V電源を利用したいなら、やはりポータブル電源がいちばんお勧め。こちらも大小様々な容量のモデルが各社から用意されており、使用目的や予算に合わせてセレクトしたい。最新モデルの注目機能としては、『PowerArQ』シリーズの最新モデル『S10Pro』は急速充電に対応。1024Whの大容量ながら、わずか1.5時間での満充電を可能にしているのだ。また、EENOURのバッテリー拡張型ポータブル電源『F2000』は、エクストラバッテリーを組み合わせることで、単体でも2048Whの大容量が、最大1万6384Whまで拡張することが可能。ここまで容量をアップできれば、どんな家電製品もおまかせあれ！なのである。