2023.8.10

設定温度が異なるセパレート化を実現!【カーグッズ・クエスト】ますますの高度化を果たす冷温庫最前線

冷蔵機能に留まらない温・冷双方のマルチ活用

 持ち運び式の冷蔵庫を車内に持ち込む習慣が一般的になってから、早10年あまりが経つだろうか。かつてはキャンパー向けの小型品やカジュアルな単機能品と、その選択肢は限られたものだった。それがポータブル電源が市民権を得るようになって以来、その数と種類も劇的に広がっている。
 最近では、異なる温度設定が可能なセパレート貯蔵型まで一般的になりつつある。冷蔵と冷凍を分けて出先に持ち運ぶことも実に容易になった。
 その最先端に来るのが本機だろう。冷凍・冷蔵はもちろん高温での保温も可能になり、大容量モデルの『UL 18DE』なら、下はマイナス18度から上は60度まで、設定温度の幅はなんと最大78度にも到達。3部屋分を個別に温度設定できるようになり、冷凍品から冷蔵品、そしてぽかぽかの温め品まで、異なる適温を維持したまま同時に持ち運ぶことが可能になっている。冷蔵庫ではなく冷温庫。その用途は幅広い。


HiKOKI『UL 18DD(価格:10万9340円)』の本体寸法は315×481×312mm、庫内容積は仕切板なしで10.5L。質量は蓄電池込みで10.9kgとなる。 



HiKOKI『UL 18DE(価格:15万9170円)』の本体寸法は340×829×450mm、庫内容積は仕切板なしで36L。質量は蓄電池込みで21.1kgとなる。 


家族みんながその恩恵に預かれる

 キャンプを始めとするアウトドアユースはもちろん、最近人気の道の駅めぐりによる地域品買い付けドライブにもうってつけで、申し分のない備えと言えるだろう。給電は、100V・12Vに蓄電池の3WAY。自宅・車内、そしてアウトドアと、使用場所も選ばない。
 自分はもちろん、家族みんなが恩恵を受けられる家財道具としても、そのパフォーマンスは出色。一家に一台あれば、家族全員の旅の質もグンと上がるはずだ。


仕切板による庫内の区分けを自動で検出してディスプレイに反映。それぞれの部屋別に5度刻みで温度設定できる。 



同時に12V出力ソケットも備え、ケトルやファン、電気毛布などの市販用品もつなげて使うことができる。 


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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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