2023.11.18

クリーミーな泡でクルマをつつむ【洗車用具の選び方】プロのような洗車ができるフォームスプレー編

プロっぽい泡洗車も用具を使えば家庭でできる

 真っ白にボディを覆い、なかなか消えずにクルマを包みつづける泡は、プロによる洗車ならではのような印象を受けるもの。洗浄力の決め手というのは泡ばかりではないが、あるていどの相関関係もあるようだし、濃い豊富な泡は、なにより高級な洗車をしている満足感がある。

 とはいえ、カーシャンプーとバケツだけでは、なかなかあの大量の濃厚な泡はできない。ボディを包む豊富な泡を実現するにはちょっとした用具の手を借りたい。


たっぷりの泡を使えば、ボディを優しく洗える。

 



たっぷりの泡を噴射できるフォームスプレーという用具がある


 ボディにたっぷりの泡を吹き付けられる洗車用具、それがフォームスプレーだ。手動タイプと電動タイプがあるが、手動タイプのほうがどちらかといえば低価格なので、導入のハードルは低いだろう。手動の場合、タンク上部のポンピングレバーを繰り返し押して、タンク内の圧力を高めておく。その上でスイッチを押せばその圧力で泡が噴射される仕組みだ。

 電動のフォームスプレーもある。こちらは自動でタンク内に圧力を蓄えることができるので、あとは噴射ボタンを押すだけ。価格は高めになるが、作業時の操作は楽でシンプルだ。

SOFT99『パーフェクトフォーム スターティングセット(実勢価格:3058円前後/税込)』。手動タイプのフォーミングスプレーだ。入門者向けのおススメセット。

 

SONAX『フォームスプレイヤー(実勢価格:1万1800円前後/税込)』。ドイツのケミカルメーカーSONAXが出すフォームスプレー。安定感が高く、操作もしやすい。

 

手動タイプと電動タイプ、入門者向けタイプと高級タイプ

 ここで紹介する4モデルは、手動タイプの入門版と高級版、電動タイプの入門版と高級版に分類できる。

 まず手動タイプの入門版はソフト99の『パーフェクトフォーム スターティングセット』だ。スターティングセットというだけあって、使い切りタイプの洗剤が付属しているのも特徴だ。手動のためポンピングが必要で、1台分の泡を吹き付けている途中でも追加ポンピングをしないといけないケースが多いだろう。とはいえ本格的なきめの細かい泡を噴射してくれる。

 手動タイプの高級版はソナックスの『フォームスプレイヤー』だ。パーフェクトフォーム・スターティングセットの3倍以上の価格にはなるが、作りはいい。ポンプの剛性感も高く、少ないポンピング回数で済む。開放弁も備えている。ここは予算と好みによって選ぶことになるだろう。

 電動タイプの入門版はプロスタッフの『シャインウォッシュ』だ。パーフェクトフォーム・スターティングセットよりも安いくらいの価格で入手でき、単三乾電池2本で駆動するところも手軽だ。もっともこれはフォームスプレーというよりは、トリガー式の手動スプレーを強力にして電動化したようなものだと考えたほうがいい。なので、パワーはそれほどでもなく、泡の連続噴射はできるが、分厚いクリーミーな泡とまではいかない。とはいえ、体力を使わずに噴射し続けられるのはとにかく楽だし時短にも貢献する。

Prostaff『シャインウォッシュ(実勢価格:2968円前後/税込)』。分厚い泡とまではいかないが、泡を楽に連続噴射できる。

 

 電動タイプの高級版はスパシャンの『FORM R18 充電式電動加圧コードレスフォームスプレー』だ。充電式の強力なバッテリーを内蔵し、自動で豊富な泡を噴射し続けられる。この4タイプの中でもっとも本格的だといっていい。ただ、事前に充電しておく必要があることと、バッテリー内蔵だけに、ほかのタイプよりは重くなることは承知しておいたほうがいい。

SPASHAN『FOAM R18 充電式電動加圧コードレスフォームスプレー(実勢価格:1万5900円前後/税込)』。途中でポンピングの必要などもなく、1台分たっぷりの泡を連続噴射できる。

 

 絶対的に電動のほうがいい、絶対的に高級タイプのほうがいいというわけではなく、特性を理解して選べばどれでもアリだ。

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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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