皆さんは普段から洗車をされていますか?今回は、カーシャンプーの選び方から、あると便利な洗車用品、また基本的な洗車の手順や仕上げ方法など、解説を交えながらMOBILAの優良記事をピックアップ!愛車をピカピカに磨き上げ、気持ちよくお出かけしましょう!
目次
- カーシャンプーの選び方
- あると便利な洗車用品
- 基本的な洗車の手順
- 細部で差をつける‼おすすめ追加メニュー
- おわりに
1.カーシャンプーの選び方
一口にカーシャンプーと言っても、カー用品店に行くとその品数の多さに圧倒されますよね。カーシャンプーの多くは中性か弱酸性で、ボディの表面やコーティングを傷めないものです。しかし最近ではより汚れ落ちの良いアルカリ性のものや、ウォータースポット等を消すことができる酸性の物も市販されるようになりました。アルカリ性や酸性の強力なカーシャンプーは汚れ落ちが良い反面、ボディへの刺激が強かったり、扱いが難しかったり、タイヤやガーニッシュなどのゴムや樹脂製の部品を傷めやすいものがありますので、カーシャンプーの裏面に記載されている注意書きをよく読み、汚れや素材に適したカーシャンプーを選びましょう。一般的な汚れであれば、中性のカーシャンプーでスッキリと汚れを落とすことができるでしょう。
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2.あると便利な洗車用品
洗車に必要な道具といえば、バケツにホース、カーシャンプーとスポンジ、タオルといった所でしょうか。勿論それだけあれば洗車はできるのですが、クルマは乗る人によって使用状況や保管状況は千差万別。目的に合った洗車用品を選ぶことで効率的により良い仕上がりを得る事ができます。欧米のディテーラー(=洗車のプロ)御用達のディテールブラシや、仕上がりの良さに直結する拭き上げ用タオル、ヘッドライト等のピンポイントの研磨作業に便利なコンパクトタイプの電動ブラシなど、こだわりたい洗車用品が盛りだくさん。ピカピカ大作戦の前にカー用品店の洗車用品売り場に足を運んでみてください。
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3.基本的な洗車の手順
洗車に適した天気
さて、洗車に適した天気があるのは皆さんご存じでしょうか?洗車をするなら気持ちが良い晴天!…と思うかもしれませんが、実は日差しが強くない曇りの日がお勧めです。よく晴れた日差しの強い日は水やカーシャンプーがすぐに乾燥してしまい、ボディにシミや色ムラなどが発生しやすくなってしまいます。また砂埃が舞うような風が強い日も避けた方が良いでしょう。
さあ、洗車!
さあ、いよいよ洗車です!正しい洗車手順で洗車をすれば、ボディへのダメージを最小限に抑えることができます。「えっ?洗車なのに、ダメージ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、クルマのボディに光が強く当たった時、無数の細かい傷が見えることが無いでしょうか?それが洗車傷です。それではどのように洗車をすれば、洗車傷を防ぎながら洗車ができるのでしょうか。
基本的な洗車の手順
①ボデイに付着した砂や泥汚れを落とす
②カーシャンプーを泡立てる
③やさしくボディを洗う
④タイヤ・ホイールを洗う
⑤素早く拭き上げ
⑥ボディの艶出し・保護
①ボデイに付着した砂や泥汚れを落とす
さぁ洗車!早速カーシャンプーを泡立てたいところですが、まずはシャンプーの前に高圧洗浄機やたっぷりの水でボディに付着した砂や泥汚れを洗い流しましょう。この作業を怠ると、ボディに付着した砂や泥をスポンジで塗り広げ、塗装面をキズだらけにしてしまいます。高圧洗浄機がベターですが、散水ホースを使用する場合は、たっぷりの水で汚れを洗い流しましょう。また、当然ながら砂利の上での洗車はNG!地面の砂利を巻きあげてボディに傷をつけてしまいます。自宅の駐車場が砂利の場合は、コイン洗車場等を利用すると良いでしょう。

②カーシャンプーを泡立てる
初めに規定量のカーシャンプーをバケツに入れ、強めの水流でモコモコのきめ細かい泡を作ります。シャンプーと水流の手順を逆にしてしまうと泡立たないのでご注意。十分に泡立っていないシャンプー液で洗車をすると、洗車傷が発生する原因となりますので、たっぷりの水で十分に泡立てるように意識しましょう。

③やさしくボディを洗う
いよいよボディを洗います。ボディを洗うスポンジは出来るだけ柔らかいものを使用しましょう。硬いスポンジや洗車ブラシは洗車傷が発生する原因となりますので注意しましょう。まず、シャンプー液に浸したスポンジをボディの上で絞り、ボディに泡の層を作ってからやさしく擦り始めます。この時、円を描くのではなく、直線的に擦るのがポイント。また、洗車は「上から下へ」が鉄則です。ルーフ(屋根)から始め、ボンネット、トランク、ボディ側面と洗い上げてゆきましょう。ボディを洗っている間、日差しが強くシャンプー液が乾いてしまいそうなときは、パネルごとに分けて洗い流すと良いでしょう。ディテーリングブラシなどを使用する際もたっぷりの泡で優しく洗い上げましょう。

④タイヤ・ホイールを洗う
ボディの次は、「上から下へ」の鉄則の通り、車で最も地面に近いタイヤ・ホイールを洗浄します。ここでもボディの水滴が乾いてしまわないよう、スピーディに作業を行います。(日差しが強く、ボディが乾いてしまいそうな場合は、⑤に進み、一旦先にボディの拭き上げの作業を行います。)タイヤ・ホイールはブレーキダストにより車の中で最も汚れやすい場所です。先に紹介したディテーリングブラシ等を用いて丁寧に洗浄してゆきます。
専用のブラシがあると手早く洗車ができる。
⑤素早く拭き上げ
ボディの水滴を素早く拭き上げます。ここで注意したいのが拭き上げ用タオルの選定。一般的な綿タオルを使用するとなかなか水を吸わないばかりか、ボディに傷をつけてしまいます。おすすめは大判のバスタオルのような拭き上げ用マイクロイファイバータオル。柔らかく吸水性が抜群なので、ボディに傷をつけず一気にボディを拭き上げる事ができます。拭き上げの順番は洗車の「上から下へ」の鉄則と基本的には一緒で、ガラス面(前・左右・後ろ)、ルーフ、ボンネット・トランク・ボディ側面の順番に拭き上げます。「なぜガラス面から?」と思われるかもしれませんが、ガラス面は非常にデリケートでウォータースポット(=水滴汚れ)が残りやすく、また皮脂汚れを避けるためにも真っ先に拭くのがおすすめです。また、ドア開口部等の水滴を拭きとったり、ホイールの水滴を拭きとるのはボディ用とは異なるタオルを使用しましょう。

⑥ボディの艶出し・保護
さて、最後の仕上げです!洗車が終わったらワックスや艶出し剤を使用して仕上げる事をお勧めします。美しい艶はもちろんの事、次の洗車の時に汚れが落ち易くなるという効果も。「私の車は購入時にディーラーでガラスコーティングを施したからコーティングは不要!」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方もコーティング専用のメンテナンスキット等で仕上げのケアをすると美しさが長持ちします。 仕上げ剤には固形ワックス、液体ワックス、簡易コーティング剤(フッ素系、ガラス系等)様々な種類があり、また水弾きも撥水タイプや疎水タイプ、親水タイプなど様々な種類があります。好みや愛車の保管状況から自分に合った仕上げ剤を選びましょう。

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4.細部で差をつける‼おすすめ追加メニュー
基本的な洗車は以上で終了ですが、ここでもうひと手間!少し追加するだけで見違えるように車がきれいに見えるおすすめの追加メニューをご紹介します。まずタイヤワックス。新品のタイヤのような濃い黒と艶で足元を一層引き締めてくれます。タイヤワックスには水性タイプや油性タイプ等様々な種類がありますが、おすすめは水性のリキッドタイプ。自然なツヤ感で違和感が無く、タイヤを傷めにくい特徴があります。また、スプレータイプに比べ、薬剤が飛び散りにくくせっかく磨き上げたボディやガレージの床を汚しません。

次は窓枠等の黒樹脂部品。こちらも経年変化で傷むと白ぼけてクルマが古く見えがち。インターネットで情報収集をするとヒートガンで温めたり、メラミンスポンジで擦る…といった方法も紹介されてますが、これらは樹脂の劣化を早めてしまうので絶対にNG。基本はカーシャンプーでしっかりと洗浄した後、「黒樹脂復活剤」や「未塗装樹脂保護」と書かれた専用の仕上げ剤を使用します。施工後濡れてしまうとシミになってしまう可能性があるので、少なくとも24時間以上は雨が降らない予報の日に施工するのが良いでしょう。

最後は内窓もきれいに拭いてサッパリと仕上げましょう!喫煙車の場合、内窓にヤニ汚れなどが付着していますので、まずは市販の内窓クリーナーを使用します。この際、ニトリル手袋をして皮脂がつかないようにするのがベスト。次に水を固く絞ったマイクロファイバータオルと、拭き上げ用のマイクロファイバータオルの2枚を使用し、仕上げ拭きをすると良いでしょう、マイクロファイバータオルは新品を使用するのが理想です。特にフロントウインドウを拭く際はエアコンのデフロスターを最大風量にすると、乾燥した空気を内窓に当てながら作業でき、より綺麗に仕上がります。窓のフチなどの手が届きにくい場所はカードやヘラ等をマイクロファイバータオルで包んで仕上げましょう。これらはプロも使うテクニックの一つです。内窓のムラや拭き残し等は乾いたマイクロファイバータオルで徹底的に拭き上ことで綺麗に仕上がりますよ。

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5.おわりに
いかがでしたでしょうか?今回基本的な洗車の手順をご紹介しました。今回ご紹介したのはあくまでも基本的な洗車の方法で、クルマの保管状況は千差万別。つまりボディの状態も千差万別なので、クルマの数だけ最適な洗車方法も変わってきますので、「これが正解!」というのは実はありません。是非今回の記事を愛車のお手入れの参考にしてみてください。
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