2023.4.28

[GW直前! 春のロングドライブ、その前に]高速道路の渋滞予測からありがちなトラプルの対処法をおさらい


 日常がコロナ禍前に戻りつつある今、このGWこそはとロングドライブを計画しているドライバーは多いはずだ。そこで当記事では、そのときに役立つ情報を横断的に紹介していく。クルマ旅行を計画している貴方は、要熟読♪


コロナ禍前の日常が戻り始めつつある今日この頃。ゆえに今年の高速道路には以前の混雑が帰ってきそうだ…。渋滞にはまったときこそ、SA・PAに寄って休憩を。

 


今年のGWの渋滞は、3日から5日がピーク! ここを避ける旅程が組めるとベストだが…

 最初に、GWの渋滞予測情報を紹介する。なお、コロナ禍が始まった2020年から昨年まで、GWの渋滞予測情報はニュースリリースとして発表されてはいなかった。それがようやく、以前と同じように発表された。NEXCO東日本/中日本/西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センターの連名にて、3月29日付けでそれは公開されている。
 ところでその内容を見る前に、今年のGWのカレンダーを確認しておこう。始まるのは4月29日の土曜・祝日。その週末が明ける5月1日と2日が平日で、3日から5日までが祝日だ。そして6日と7日が週末となる。1日と2日も休んで9連休を謳歌する読者も、少なくないに違いない。
 で、下り線でのピークは3日と4日、もっとも混むのは3日だ。一方上り線は3日から5日までがピークだと予想されている。というわけなので、2日に出て6日か7日に戻るというような長期の旅程が組めると高速道路の渋滞にはまりにくくなる。または5日に出て7日に戻るというように日程を後ろ倒しにするのもアリだろう。


混雑のピークは、5月3日から5日になりそうだ。この期間の高速道路の通行を避ける旅程が組めるとベストだ。

 


高速道路でのJAFの出動理由でもっとも多いのは、「タイヤのトラブル」!

 続いては、高速道路を走行する上での注意事項を説明していこう。まずは、昨年のGW期間中のJAFによるロードサービスの出動理由を紹介したい。四輪の高速道路でのトップ5は次のとおりだ。
 1位「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」(863件、37.88%)、2位「燃料切れ」234件、10.27%)、3位「事故」(145件、6.37%)、4位「過放電バッテリー」(123件、5.40%)、5位「発電機/充電回路」(57件、2.50%)、となっている。
 このように、もっとも多かったのはズバリ、タイヤのトラブルだ。しかも図抜けて多い。トップ2の「燃料切れ」の約2倍、構成比は4割近くに達している。
 しかしタイヤのトラブルは、日頃のチェックやメンテナンスである程度は回避可能だ。ロングドライブの予定があれば早くから、空気圧の点検や目視による外傷の確認をしておこう。ところで「燃料切れ」も起きがちだ。これについても抜かりなく。そして、その次に多いのが「事故」だ。「事故」を起こせば楽しいドライブが台無しになる。ご注意を。


写真はJAFによるタイヤのトラブルへの対応のイメージ写真。タイヤトラブルは意外と起きがちだ。しかし日頃のメンテで回避可能だ。空気圧のチェック等はマメに行いたい。

 


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エアコン使用時には「外気導入」がお薦め。二酸化炭素濃度を下げ、眠気防止にもなる!

 最後に、ロングドライブを快適かつ安全に乗り切るための小ワザを紹介していこう。まずはドライブ中のエアコンの使い方について。
 エアコンを使う際には「外気導入」か「内気循環」かを迷うことがあるがどちらが良いのかと言うと…。シーンによっても変わってくるが、安全運転を行う上では「外気導入」の積極的な選択が吉と出る。その理由は、車内の二酸化炭素濃度を下げたいからだ。同濃度が高くなると疲労感の増加、注意力の低下、眠気や頭痛の発生といった弊害が起こりやすくなる。
 次いでは「エコノミークラス症候群」について説明したい。なおこれは飛行機に乗ったときに起こる症状だが、実はドライブ中にも起こり得る。ちなみにこれは以下のような症状のことを指す。7時間とか8時間という長時間シートに座ったままだと、大腿部の付け根やひざの裏などが圧迫されて下肢部の静脈に血栓ができやすくなる。その後にいきなり立ち上がったり歩き出すとその血栓が体を流れ肺で詰まる。場合によっては命が脅かされることもある…。
 これへの対策は、「定期的に休憩してクルマから出る」、これに尽きる。例えば東京から大阪までというような長距離をノンストップで走りきるのは危険だ。ご注意を。


「外気導入」か「内気循環」かは、前者が基本だ。外気を取り入れることで車内の二酸化炭素濃度を薄められる。それが運転の疲労軽減にも力を発揮する。覚えておこう。

 


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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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