HiKOKI『コードレス冷温庫 UL 18DBA(価格:12万780円/税込)』。同社の電動工具と共通のバッテリー『マルチボルト蓄電池』を使用するコードレスタイプのポータブル温冷庫。25Lの大容量で、付属の仕切り板で庫内を2分割すれば冷蔵・冷凍・温蔵のいずれかふたつを共存することもできる。本体カラーのバリエーションはフォレストグリーンのほか、アグレッシブグリーン、サンドベージュの計3色。

待望のコードレス温冷庫がついに登場した!
バーベキューやキャンプなどで、キンキンに冷えた飲み物や新鮮な食材を運ぶのに最適なポータブル温冷庫。冷蔵・冷凍機能を備えたタイプや、ヒーター内蔵で温蔵機能を有したタイプなどバリエーションも豊富だが、唯一のウィークポイントが、電源が取れない場所だと単なるクーラーボックスになってしまうこと。そこで待ち焦がれていたのがコードレスタイプの温冷庫だが、これまでなかなか実現しなかった。コードレス化による重量増やサイズアップ、電源の容量不足などがその要因として挙げられるが、これらを克服したコードレス温冷庫がハイコーキ(HiKOKI)から発売された。その詳細をチェックしてみよう。
電動工具と共通のバッテリーの仕様でコードレス化を実現
電動工具メーカーのハイコーキがリリースする『コードレス冷温庫 UL 18DBA』は、その名の通りスタンドアロンで作動するコードレスタイプの温冷庫だ。使用するバッテリーは同社の電動工具シリーズと共通の『マルチボルト蓄電池』。1 充電当たりの連続運転時間は、庫内温度5℃で約9時間15分、庫内温度マイナス18℃でも約3時間30分という長時間使用を可能にしている(いずれもバッテリー1個)。付属バッテリーのほかもう1個内蔵することが可能で、複数個バッテリーを用意すれば、さらに長時間の稼働も可能なのだ。冷凍・冷蔵機能はコンプレッサー方式を採用し、温蔵機能はワイヤーヒーターを使用。温度設定はマイナス18℃から60℃まで17段階で設定でき、庫内を仕切り板で2部屋にして、冷凍と冷蔵、冷蔵と保温など、それぞれ温度設定を変えることもできる。また、DC12Vアクセサリーソケット出力とUSB-A/USB-C出力端子も装備。車載アクセサリーの使用やスマホの充電なども可能なのだ。まさに車載にピッタリのコードレス温冷庫なのだ。

庫内を明るく照らし出してくれるLEDライトを庫内に装備。またDC12Vアクセサリー電源やUSB端子も装備しており、スマホの充電なども行えるのだ。

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ポータブル電源との組み合わせでアウトドアレジャーでも大活躍
もう1点注目したいのが、ポータブル電源でお馴染みのブランド『PowerArQ』からリリースされたポータブル冷凍冷蔵庫『ICEBERG 45L』だ。家庭用冷蔵庫と同様のコンプレッサー方式を採用し、最大マイナス20℃までの冷却を可能にしている。バッテリー内蔵タイプではないが、同社のポータブル電源との接続でコードレス運用も可能。アウトドアや災害時など様々な状況で大活躍してくれるのだ。45リットルという大容量で、庫内は2室独立タイプ。それぞれ温度設定が可能で、一方を冷蔵庫、もう一方を冷凍庫として使用でき、用途やシーンに応じて使い分けできるのだ。

ユーザーニーズに応えた様々な装備も大きな魅力
いずれも大容量タイプのため、食材や飲み物を満載すると持ち上げて運ぶことはまずひとりでは不可能。両機種とも大径タイヤとハンドルを装備しているが、その形状も未使用時にはコンパクトに収納できるなど工夫が凝らされている。また2室独立でそれぞれ異なる温度設定ができる点は、様々なユーザーニーズに応えた結果と言えるだろう。アウトドアレジャーや車内泊のお供としてはもちろん、防災アイテムとしても重宝する、この2タイプの温冷庫。購入を検討する価値ある逸品だ。
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