2023.4.21

潤滑や防錆から通電回復に脱脂まで【スポットハウツー】ライトなメンテナンスメニュー「油差し」

可動部の動きがスムーズに。筆タイプなら液剤の飛散を抑制できる

 カーDIYに興味を持ちつつも、工具をそろえたり知識を蓄えることに億劫な気持ちがあるのなら、「油差し」から始めてみてはどうだろう。

 車内には、可動部がさまざまある。たとえば、サンバイザーやグローブボックスのフタなど。これらの動きが重くなってきたと感じたら、油を差すことでスムーズに動くようになる可能性が高い。

 ドアのヒンジも可動部だが、ドアがスムーズに開閉しないようなら、それはかなりの末期症状。しかし、ノーメンテならいつかはそうなることも考えられる。ドアのヒンジは車内と違って汚れが付着し、雨や洗車によって水もかかる。それでいて洗車時にヒンジまでキレイにするユーザーは多くない。汚れを落として、たまには油差しで防錆しよう。

 なお、潤滑剤や防錆剤の主流はスプレータイプだが、筆タイプも用意されている。油はホコリや汚れを寄せ付けやすいので、液剤が飛散したり垂れた場合にはしっかりと拭き取ること。筆タイプなら、液剤の飛散を抑制できる。

 また、「油差し」には潤滑や防錆以外にも効果が見込める。車内の電子機器の端子やケーブルのプラグ部もメンテすべき箇所。たとえば、スマートフォンのヘッドフォン端子と車載機器のAUX端子とをピンケーブルでつないでいる場合、双方に接点復活剤を塗布してみよう。通電性が良化し、音にも良い影響が現れるはずだ。スマホの充電においても端子とケーブルプラグ部に塗布すれば、充電時の通電性が向上する。

 さらに、「油差し」のカテゴリーとしてもうひとつ紹介しておきたいのが脱脂だ。カーグッズをダッシュボードやパネルなどに両面テープや吸盤で固定する場合、脱脂することで強固に固定できるようになる。脱脂ケミカルをひとつ用意しておくと、今後のカーライフでも役立つことが多いはずだ。


こちらはソフト99の『チョット塗りエイド 脱脂剤』。チョット塗りエイドシリーズでは、ほかにも潤滑剤や接点復活剤までを筆タイプで展開。液剤を飛散させることなくピンポイントで塗布できるのが特徴だ。

 



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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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