駐車中の気温上昇を防ぐプレミアムな実力【目利き百選】075（フロントシェード）

コンパクトにまとまり素早く使える安心設計

　車内の気温上昇のメカニズムは、日光に含まれる赤外線を浴び続けることが最大の要因。紫外線を浴びた内装パーツが熱を帯び、その熱が空気を媒介にして車内に広がっていくというわけだ。

　そのため駐車中の熱対策は第一にシェードを活用して紫外線をカットすることが前提といえるだろう。中でももっとも面積が広いフロントウインドウからの侵入をカットすれば、大幅な温度上昇は防げるのである。

　そんな時に活躍するのが、『クレトム・プレミアム遮光フロントシェードＬ』だ。収納時は薄くてコンパクトなうえ、専用のケースも用意されているためシートポケットなどに常備しやすい形状が魅力。

　そもそも一般的なサンシェードでは折りたたんでも長さがあるため収納しにくく、リアシートなどへダイレクトに置かれることが多い。そのため人の乗り降りや荷物の出し入れの際に、邪魔になったり引っかかって折れ曲がるってしまい、気がついたらボロボロになって使用できなくなってしまう。

　しかし本アイテムならシートポケットに収納できるだけに、長期間で使えるのもメリットと言えるだろう。ただしシェードとしての性能は端まで生地が広がり全面をおおうことができるが、熱反射率はアルミ素材には劣ってしまうのはウィークポイント。とはいってもアルミ蒸着素材は劣化してボロボロになってしまうため、長く使える素材選びも高コスパが得られるポイントでもある。

　また、薄手の生地は熱を帯びやすいため、長時間の駐車ではなく買い物時など短時間の駐車時などパパッと使いたい時に利用するのがオススメだ。

『クレトム・プレムアム遮光フロントシェードL（実勢価格：4299円／税込）』は広げればフロントガラス全面を覆うことができるサイズ。サイズはMの他にLもラインアップしている。