暖かい空気を循環させて車内の快適性が向上

　暖かい空気は天井付近に溜まってしまうため、送風口から離れた後部座席の足元はなかなか温まりにくい。逆に酷暑にもなる夏場は、ルーフから伝わる熱が頭上に滞留するため、エアコンの冷風が車内の隅々まで行き渡るのは時間がかかってしまうはず。

　そんな時にあると便利なのが、車内の空気を循環させるサーキュレーターだ。中でもヘッドレストに取り付けるスティック形状のファンは、乗車スペースを犠牲にしないコンパクト設計のため、クルマのサイズを問わず気軽に取り入れられる優れモノ。

『EXEA・ヘッドレレストスティックファン』は、その名の通りヘッドレストに固定するコンパクトなサイズはもちろん、その機能性にも注目したい。風量は弱・中・強の3段階に加えリズム送風も選択可能。従来モデルと比べるとモーターやケースデザインを見直すことで風量が1.5倍に強化されるので、座っているポジションに向けてエアコンの風を導きやすくなっているのが特徴だ。

　実際に後部座席に座ってみると、それまでフロントシートで遮られていたエアコンの冷気が顔まわりにしっかりと届くため、真夏でも快適性は数段アップする。もちろん溜まっていた熱気も流れるため、車内全体が均一に冷えていることも体感できるだろう。特に後部座席の広いミニバンやSUVなら空気を攪拌することで冷房効果が大幅にアップするというわけだ。夏も冬もサーキュレーターを活用すれば、車内の空調は快適に保てるのである。

サーモグラフィによる検証では、EXEA・ヘッドレレストスティックファン（実勢価格：4378円／税込）がエアコンの冷風を導くため、周囲と比べると10℃以上も涼しくなっている。