唯一といってもいいぐらいに残されたユーザー自身による定期管理メニュー
潤滑、密封、冷却、清浄、防錆など、エンジンオイルが負う役割は多岐に渡る。端的に言えば、エンジンを保護しそして本来の性能を引き出すその役目は重大だ。一番身近でありつつ、最も重要な定期交換用品とも言えるからこそ、愛車にとって最適なオイルを選ぶことは、オーナーの務めでもある。逆に言えば、メンテナンスフリー化が進む中、ユーザー自身がコンディション維持のために取り得る手段は減っており、残された手段こそがエンジンオイル管理でもある。だからこそ、その選択は重要なものとなる。
今の時代、エンジンオイル管理はより重要になっている
そんなエンジンオイルに求められる性能は時代とともに変わり、常に上がり続けている。エコカーやハイブリッド車が主流になるなかで、停止、始動を繰り返すエンジンは温まりにくく、低温時のエンジン保護性能、省燃費への貢献は必須項目となるなど、より厳しい環境に耐えうる能力が求められるためだ。
一方で、近年は周知のように、コロナ過にあって自動車製造の減産が続き、買い替えたくても新車を入手しにくい状況にある。また、「クルマを買い替えることが本当にエコなのか?」という問答はかねてより繰り返されおり、オイル漏れを予防できる過走行車用のエンジンオイル需要も変わらず高い。予防や対策が強く打ち出されることは多くても、求める効能は長寿化であり、ある意味これもSDGsとも言える。
日進月歩で進化!旬のラインアップなら安心
そしていずれのエンジンオイルも、オイルメーカーの日進月歩の研究により進化を続けている。エンジンスペック、愛車をどのように使っているかで最適なオイルは変わる。重要な消耗品だからこそ市場には多くのエンジンオイルが存在し、どれを選べばいいのか悩む人もいるだろう。
そこで、多種多様な市販用品のなかでも、とりわけ今の旬所をここで抜粋してみよう。
かつて手薄だった輸入車向けのラインアップも増えつつあり、その台数を増やしているSUV車向けにも専用あつらえのモデルが用意されるようになっている。クリーンディーゼル車向けにも国産・輸入車を問わずに対応モデルは充実し、よりシビアなコンディションや多走行車向けの専用セレクト品もメジャーになりつつある。
ここで紹介するラインアップは、いずれも実績と信頼があるブランド群。何を選んだらいいか悩んでしまうアナタにこそ、無難でかつ最適解ともなり得る鉄板の選択肢ともなるはず。興味を深めた人は、その奥に膨大なラインアップもあり、交換時に異なる銘柄を試していくのも一興だろう。




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