2023.4.18

プレミアな艶演出『ProStaff・CCウォーターゴールド プレミア』 =カーグッズ・オブ・ザ・イヤー2022 傑作選=

ProStaff『CCウォーターゴールド プレミア300 S203(実勢価格:4980円前後)/税込)』

 

求められるものを都度製品化しつつも変わらない、良いコーティングの捉え方

 濡れたボディにも使用でき、拭き上げのステップも割愛できるお手軽ボディコーティングが人気を博している。特定ジャンルとしての地位を確立してから早数年。該当製品の数も種類もだいぶ増え、同じジャンル内でも特性やクラス別に細分化される傾向もよく見られるところ。なかでも最近とみに顕著とも言えるのが、手軽さはそのままに、より上級の施工感を体験できるプレミアムモデルだ。


定番品『CCウォーター』の上級版が『CCウォーターゴールド』で、そのさらに上を行くプレミアモデルとして登場。艶・撥水両面の成分をより濃く処方しつつ、塗布面への食いつき効果を大幅に高めることでムラのリスクも低減している。

 

ゴールドの上を行くプレミア級の濃い艶演出

『CCウォーターゴールド プレミア』こそ、その筆頭格とも言える。以前から同名のモデルがネット通販限定では販売されており、『CCウォーターゴールド』の成分を濃く配合しているため、より優れた艶や撥水性、そしてすべりを発揮するコーティング剤だった。
 ただし、その分ムラになりやすい性質もあり、施工の際にユーザーのスキルが要求される製品として販路が限定されていたのも事実だ。
 しかし、量販店でも販売したいという声が多かったため、一般ユーザーが施工してもムラになりにくく、しかも従来品以上の効果が得られるように新処方でリニューアル。店頭販売されるモデルとして、満を持して登場した。
 配合は『ゴールド』の主成分である浸透力の高いコーティング成分のガラスナノコロイドとガラス系艶成分を濃縮して行われる。これにより、極上の艶と光沢を発揮するほか、塗装面の微細な凹凸を平滑にする効果も獲得。固形ワックスのような重厚でなめらかな滑りも実現した。
 さらにボディとの密着性を高める耐久レジンを新たに採用。塗装内部から強靭な被膜を形成し、高い撥水性と耐久性も実現している。水玉を強力に弾き、汚れもこびりつきにくいので、水アカ等も洗車でカンタンに落とせるようになっている。


=選出理由=

艶追求のさらなるステップアップを提示

 

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プレミアの商品性はツヤや撥水性以外の他方面に及ぶ

 付属する2WAYクロスはハイグレード版で超極細繊維を採用していてなめらかで完成度の高い仕上げが可能だ。
 またボディだけでなくヘッドライト、ホイール、メッキ部分や車内のダッシュボードにも使用可能。ノーコンパウンドで全色対応。UV吸収剤も配合されている。
 詰め替え用や専用クロスも別売で販売されるので、継続して使える点もうれしい。高い効果を前提にした上で、付属品も対応幅も、そして拡張性も全てに秀でているとも言える。まさに全方位隙無しのプレミアムモデルと言えるだろう。


濡れた状態でも使用できるものの、あくまで基本は乾いたボディへの施工。そのほうがより強力にコーティングできる。

 

生みの親に聞く、製品リリースの舞台裏

 店頭での販売開始こそ2022年だったものの、ネットでの販売はそれより前から始まっていた。
「初めてのお客様では扱いづらいかもしれないけれども、良く使い慣れた人が使うと、通常のものよりも上の能力を発揮できるものってありますよね。CCウォーターゴールドのお客様の中でも、多少高くてもいいからよりツヤや撥水を求める声はありました。だったらそういったものを出しましょうということで、全体に成分を濃く引き上げたものを発売したのが3年前。CCウォーターゴールド プレミアのきっかけになるものでした」。
 限られたユーザー向けに、ネットショッピングで粛々と売られていたものが、口コミで反響を呼んだ。
「昔のプレミアは極限まで成分を引き上げた反動で、どうしてもユーザーさんの施工スキルを選んでしまう部分があったんですね。だからこそ、積極的にPRしないで控えめに売ってたんですけど、それがまた、反響がよくて。
 一般量販のほうでも売りたいっていうご要望をいただいたのはありがたいんですが、施工性を解決しない限りはリリースできないという話になっていたんです」。
 ようやくカタチになったのが2022年のことだった。
「伸びやすさや、ムラになりにくい処方を足した結果として、CCウォーターゴールドと同じような施工の簡単さで、なおかつツヤと撥水を引き上げられるところまで行けました。中身的にはガラッと変わって新しくなってます」。
 10年前にCCウォーターの初代モデルが発売されて以来、成分はもちろん、得られる効果も随分と変わってきた。
「最初は疎水タイプでしたね。親水とか弾かないタイプが好きだというお客様も多いんですけど、やっぱり撥水系の見た目にパッと弾く方が好きだというお客様がまあ多い。そういった意味でCCウォーターゴールドは一番のヒットになっています」。
 キーとなったのは、その優れた施工性だ。
「やっぱり1回使ったらもう手放せなくなるということですね。ツヤ・撥水はもちろんのこと、こだわったのは、誰がやってもちゃんとしたコーティングができるという所。濃い成分になってくるほどムラになりやすいとか、やってる間に乾いちゃうとかあるんですけれど、その辺のバランスをうまく整えられました」。
 その満足度の高さは詰め替え用の売れ行きからもうかがえる。
「毎年、毎年売上が伸びてきていて、しかも本製品と詰め替え版の出荷比率がほとんど変わらないんですね。で、一去年辺りは詰め替え版のほうが逆転しちゃって」。
 リピーター率の高さが、より上級モデルへの要望につながったことは想像に難くない。そしてそこでも変わらないのが、プロスタッフが考える良いコーティングへの定義である。
「コーティングは、厚ければいいというものではありません。じゃあ何がいいか。均一なものがいいんですよね。厚い薄いというよりボディの表面に対して表面が均一なほど綺麗なコーティングにつながる。CCウォーターゴールド プレミアもそれは同じで、成分の具体名までは言えませんけれど、ボディへの定着をよくするような配合もカギになっています」。


株式会社プロスタッフ

営業戦略室 兼

企画開発部 広報課

寺西 亮 氏

 



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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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